〇第19:法師功徳品(ほっしくどくほん)
「六根清浄」ここで学ぶ「法師功徳品」の中心テーマです。<眼、耳、鼻、舌、身、意の六根が清浄になる功徳> 法師とは僧侶のことではない。法師とは「法を師とする人」であり、「師となって法を弘める人」という意味です。在家であれ、出家であれ、 法を求め(求法)、法を弘める(弘法)人が「法師」なのです。
法師功徳品は、次のように始まります。「その時、仏は常精進菩薩に向かって仰せになった。もし、善男子、善女子がいて、この法華経を受持し 、もしくは読み、もしくは誦し、もしくは解脱し、もしくは書写すれば、この人はまさに八百の眼の功徳、千二百の耳の功徳、八百の鼻の功徳、 千二百の舌の功徳、八百の身の功徳、千二百の意の功徳を得るであろう。この功徳をもって、六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)を荘厳し、みな 清浄ならしめるであろう」
眼根清浄は、「洞察力」です。日常の「常精進」によって、初めて「眼根清浄」へと磨かれていきます。必ず「智慧の眼」が開けてきます。 真剣ならば「智慧の眼」が開けてくる。
「耳根清浄」の人は、世界のあらゆる声を聞くことができると説きます。天の声----宇宙の根源の声を聴く徳を「聡」と言い、その人を 「聖」と言うのです。
「鼻根」については「是の法華を持たん者は 香を聞いで悉く能く知らん」等とあります。あらゆる香りを嗅ぎ分ける力を説いています。
「舌の功徳」には二種類あります。一つは「何を食べても、おいしく感じられること」。二つめは「法を説く、その人の声を聞いて、皆が 歓喜すること」です。
「身の功徳」は、一つの「清浄の身、浄瑠璃の如くにして、衆生の見んと喜うを得ん」誰もが見たがるような、気品のある姿になるという ことです。もう一つは、清浄な身であるゆえに、”浄らかな鏡に一切が映るように、十界のあらゆるものが、その身に映じる”という功徳 です。相手の生命が、明鏡に映すように」わかってくる。
「意根清浄」これは、経文を聞いただけで、「無量無辺の義」をわかるようになることです。世俗の思想や、政治・経済・産業・生活等のこと について語っても、すべて正法にかなっている--それが「意根清浄の功徳」です。
第20:常不軽菩薩品(じょうふきょうぼさつほん) へ
「六根清浄」ここで学ぶ「法師功徳品」の中心テーマです。<眼、耳、鼻、舌、身、意の六根が清浄になる功徳> 法師とは僧侶のことではない。法師とは「法を師とする人」であり、「師となって法を弘める人」という意味です。在家であれ、出家であれ、 法を求め(求法)、法を弘める(弘法)人が「法師」なのです。
法師功徳品は、次のように始まります。「その時、仏は常精進菩薩に向かって仰せになった。もし、善男子、善女子がいて、この法華経を受持し 、もしくは読み、もしくは誦し、もしくは解脱し、もしくは書写すれば、この人はまさに八百の眼の功徳、千二百の耳の功徳、八百の鼻の功徳、 千二百の舌の功徳、八百の身の功徳、千二百の意の功徳を得るであろう。この功徳をもって、六根(眼、耳、鼻、舌、身、意)を荘厳し、みな 清浄ならしめるであろう」
眼根清浄は、「洞察力」です。日常の「常精進」によって、初めて「眼根清浄」へと磨かれていきます。必ず「智慧の眼」が開けてきます。 真剣ならば「智慧の眼」が開けてくる。
「耳根清浄」の人は、世界のあらゆる声を聞くことができると説きます。天の声----宇宙の根源の声を聴く徳を「聡」と言い、その人を 「聖」と言うのです。
「鼻根」については「是の法華を持たん者は 香を聞いで悉く能く知らん」等とあります。あらゆる香りを嗅ぎ分ける力を説いています。
「舌の功徳」には二種類あります。一つは「何を食べても、おいしく感じられること」。二つめは「法を説く、その人の声を聞いて、皆が 歓喜すること」です。
「身の功徳」は、一つの「清浄の身、浄瑠璃の如くにして、衆生の見んと喜うを得ん」誰もが見たがるような、気品のある姿になるという ことです。もう一つは、清浄な身であるゆえに、”浄らかな鏡に一切が映るように、十界のあらゆるものが、その身に映じる”という功徳 です。相手の生命が、明鏡に映すように」わかってくる。
「意根清浄」これは、経文を聞いただけで、「無量無辺の義」をわかるようになることです。世俗の思想や、政治・経済・産業・生活等のこと について語っても、すべて正法にかなっている--それが「意根清浄の功徳」です。
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- 前半14品(迹門)
- 後半14品(本門)
- 第15:従地涌出品(じゅうじゆじゅつほん)
- 第16:如来寿量品(にょらいじゅうりょうほん)
- 第17:分別功徳品(ふんべつくどくほん)
- 第18:随喜功徳品(ずいきくどくほん)
- 第19:法師功徳品(ほっしくどくほん)
- 第20:常不軽菩薩品(じょうふきょうぼさつほん)
- 第21:如来神力品(にょらいじんりきほん)
- 第22:嘱累品(ぞくるいほん)
- 第23:薬王菩薩本事品(やくおうぼさつほんじほん)
- 第24:妙音菩薩品(みょうおんぼさつほん)
- 第25:観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんほん)
- 第26:陀羅尼品(だらにほん)
- 第27:妙荘厳王本事品(みょうそうげんおうほんじほん)
- 第28:普賢菩薩勧発品(ふげんぼさつかんぼつほん)